私は社交不安症という病気を持っています。
もう、かれこれ10年以上この病気と共に生活をしています。
そろそろ本気で治したいと思っているのですが、なかなか思うように治ってくれません。
このブログでは私の社交不安症になってから体験したことを、正直に、噓なく書いていきます。辛いことを書くことは勇気もいるし、エネルギーも使いますが、私の体験が少しでも今悩んでいる方の役に立つと嬉しいです。
社交不安症って、病気になってからでないと聞かない病名ですよね。今ではうつ病や適応障害は誰でも知っているようなワードになりましたが、それに比べて社交不安症はまだまだ知られていない病気の一つだと思っています。
社交不安症を知らない方は、どんな病気なの?どんな症状があるの?と疑問を持つと思うので、私の体験ベースの話になってしましますが紹介します。
社交不安症は一言でいうと対人場面で不安を極度に感じてしまう病気です。
社交不安症なんて言葉がなかったときは「対人恐怖症」と同じとして扱われていたそうです。社会に出ると人と関わらないと生活できませんよね。そういう人と関わる場面が怖くなってしまい様々な症状が出てしまう病気です。人と関わらずに生きていくことは不可能なので、この病気を患っているととても辛く、生きづらくなってしまう、と当事者としても思います。
不安は誰しも感じることだし、そんなの誰にでもあるよ!と思ってしまいますが、人によってどこに不安を感じるかや程度は様々ですよね。生活に支障をきたす程辛くなってしまうと社交不安症の病気として扱われるようです。私自身、生活に支障が出るくらい辛くなってしまったので心療内科を受診しました。
社交不安症について少しだけわかっていただけたのではないかと思うので、
ここからは私自身におきた症状について書いて行きたいと思います。
私は人前で何か物を読まなければいけないときや人前で発表しなければいけない時に不安で不安でどうしようもなくなってしまいました。人前で何かをしようとすると手は震えるは、足も震えるは、鼓動は早くなって、呼吸もできなくなってついには人前で立っていることもできなくなってしまいまいした。そういう出来事があると次にまた同じような場面に出くわすのではないかとなると、とてつもない不安が襲ってきて何も手につかないし集中できないし気分は落ち込むし、という感じで辛くなってしまいました。
人前に出ないといけない前日なんかはもう家の中でぼーっとしていることしか出来ずに、そのことが終わるまで頭の中はどうやってそれをやりすごすかで頭がいっぱいでした。せっかくの休みの日も楽しむことができずに、書いているだけでもかわいそうなくらい辛かったです。
社交不安症になると、苦手な場面で不安になってしまうのにプラスでその出来事までに不安な気持ちが消えず生活をぼろぼろにしてしまいます。そして、そんな自分に自己嫌悪してせめてさらに負のループに落ちて行ってしまいます。
社交不安症は本当につらい病気です。みんなが当たり前にできることができずに不安感ばかりが押し寄せてきて生活ができなくなってしまいます。だから、もし今社交不安症で悩んでいる方がいたら自分にとことん優しくしてあげてほしいです。もし近くに社交不安症だという人が周りにいたら、優しい言葉をかけてあげてほしいです。
その優しさで救われることもあります。
この記事で少しでも社交不安症のことが知られて、病気の人に優しい社会になればいいなと思います。